
9歳で奉公に出てから一代で電機メーカーを築き、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助。全国の長者番付で通算10回1位に輝いた人物です。日主は癸水(みずのと)、静かに大地を潤す雨や露にたとえられる水です。五行は木2.3・水1.5・金1.0・火0.7・土0.5。強弱は中和と判定され、極端な偏りの少ない命式です。出生時刻は公表されていないため、本鑑定は年柱・月柱・日柱の三柱で読み解いています。
命式は年柱 甲午・月柱 乙亥・日柱 癸酉。年干の甲が傷官、月干の乙が食神と、天干に食神・傷官がそろうのが最大の特徴です。食神・傷官は自分の内側から生み出し、表現する星。アイデアを製品に変え、考えを言葉にして伝える力を示します。年支の午は偏財、月支の亥は劫財、日支の酉は偏印。五行では木が2.3と最も多く、食神・傷官にあたる木が命式の中心にあります。壬午大運(1958〜1967年)は、日主と同じ水の壬と、命式に少ない火の午が巡る十年。1958〜59年、1961〜63年と長者番付1位を重ね、資産形成の頂点を迎えました。